*LEVI'S VINTAGE CLOTHING* RESIZED JEANS 1955 ¥16000+税 |
一見普通なようで、よく見るとあれっ?となるジーンズ。
こういうちょっとおかしことをたまにするので、リーバイスが好きです。
加工ジーンズに対しては少し否定的な意見を持っている僕ですが、リーバイスの加工技術は本当にすごい。さすがパイオニアというか、リアリティーがすごくて、とても研究をしているのだなと感じます。
このジーンズに関してその部分は少ないのですが。
"いつかどこかのだれかが、大きすぎるおさがりのジーンズをはけるように無理やり縮めた"感がすごい。
どうしてこれを作ったの?という疑問と、リーバイスのような大きな会社がやることによる説得力がすごいのです。
普通に501XX 1955年モデルをコーンデニムでスリムにいい感じに作っておけば間違いなく売れるのに。本当にどうしてこれを作ったの?
褒め言葉です。
その間違いなく売れるデニムをわざわざオーバーサイズで作って、無理やりリサイズ。
よく見なくてもわかると思いますが、歪んでいます。
着用しても歪んでいます。
遠目で見ると、いい感じの色落ちデニムです。
シルエットも細すぎない細身で、丈も少し短めでいい感じ。
普通におしゃれに、いつの時代でも着ていただけるジーンズです。
でも、こういうヒネリ方はトレンドを無視していて、これまたいつの時代でもおもしろいデザインだと思います。
リーバイストラウス社は、とても貴重な数々のアーカイブを保有しているそうです。
100年以上前のリーバイスジーンズから現代までの各年代のジーンズを。
中にははき込みすぎてボロボロのものや、使用者によるリペアや、カスタムが加えられたものもあるそうです。
となると、今回のこのジーンズの様な、着る人の都合で素人感丸出しな珍カスタムされた物も色々とあるのかもしれません。
そう考えると、なんだかすこしワクワクしますね。
僕はこういう遊び心のある、ストーリーを感じられる洋服が好きだし、こういうことを真面目に考えて商品にするリーバイスが大好きです。